中小企業診断士について
この資格をよく知らない方へ。
簡単に言うと、経営コンサルティングに関する唯一の国家資格です。
コンサルティングは中小企業診断士でなくともできますが、診断士登録者には、国や都道府県等が設置する中小企業支援機関に専門家として登録の上で公的な経営支援業務に加われること、としての信用力が向上すること、中小企業診断士のネットワークを活用できることなどのメリットがあります。
言わば、国に認められたプロのコンサルタントになるということです。
[試験概要] 年一回
・一次試験 (8月上旬)
7科目
①経済学・経済政策
②財務・会計
③企業経営理論
④運営管理(オペレーション・マネジメント)
⑤経営法務
⑦中小企業経営・中小企業政策
※全科目の平均が60点以上で合格。
ただし1科目でも40点未満科目があると不合格。
・二次試験筆記 (10月上旬)
①中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I (組織(人事を含む))
②中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II (マーケティング・流通)
③中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III (生産・技術)
④中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV (財務・会計)
※上位約20%が合格。
・二次試験口述
面接官(社長役)相手に、実際にコンサルティングとして接する。
トータルの合格率は毎年4%と、難問資格に位置付けられています。
何と言ってもボリュームの多さが最大の敵でしょう!