中小企業経営・政策② 〜中小企業経営1〜2017版
前半部分。ここはいろんな問題が想定されるので、とりあえず理屈抜きで、世の中の動向をのきなみ覚える! ひたすら暗記!
[中小企業概論]
中小企業の定義
・中小企業基本法で資本金額と従業員数で基準を定めている
製・卸・小・サ 33115551
※資本金または従業員数、数字以下
・小規模企業者は従業員数のみ
常時20人以下、商業(卸・小売・飲食)サービス業は5人以下
中小企業の位置づけ
(企業数・事業所数)
・中小企業は、企業ベース・事業所ベースともに全体の99%を占めている
・小規模企業は、全企業の約9割。事業所数は全体の約7割
中小企業業種別に多い順
小売 → 宿泊・飲食 → 建設 → 製造
事業所別に多い順
小売 → 宿泊・飲食 → 建設 → 生活関連サービス・娯楽 → 製造
企業数:380万 事業所数:530万
小規模企業業種別に多い順
小売 → 宿泊・飲食 → 建設 → 製造
事業所別に多い順
小売 → 宿泊・飲食 → 建設 → 生活関連サービス・娯楽 → 製造
(従業者数)
・中小企業の従業者数は全体の約7割。小規模企業の従業者数は総数の約4分の1。
中小企業の従業者数、業種別に多い順
製造 → 小売 → 宿泊・飲食 → 建設
構成比順
医療・福祉 → 建設
※小売は低い
※都道府県別だと、愛知→大阪→東京
小規模企業の従業者数、業種別に多い順
建設 → 製造 → 小売 → 宿泊・飲食
構成比順
建設 → 不動産・物品賃貸
中小企業の業種別構造
(製造業)
①出荷額(=売上)
・1995年以降は横ばい
・2013年は対前年で減少(全体及び大規模製造業では増加)
・2004年までは中小企業の方が上回っていたが、2005年以降は大企業の方が上回っている
②設備投資額
・1995年以降は減少傾向だが、一貫して減少してるわけではない
・2013年は対前年で減少
・一貫して、大企業が上回っている
③付加価値額
・1995年以降は減少傾向だが、一貫して減少してるわけではない
・2013年は対前年で増加
・一貫して、中小企業が上回っている
中小企業の構成比が高い順に並べると、
③付加価値額 → ①出荷額 → ②設備投資額
(卸売業)
・中小卸売業の従業者1人あたりの年間販売額は、大企業の約4割
(小売業)
・中小小売企業の従業者1人あたりの年間販売額は、大企業の約7割
・1991年以降、小売の事業所数のみ一貫して減少している
中小企業の財務状況
①中小企業と大企業の比較
・当座比率と付加価値率は、一貫して中小企業のほうが高い
②中小企業の数値の推移
・当座比率、自己資本比率、総資本営業利益率、売上高経常利益率、労働生産性は2011〜2014にかけて、一貫して上昇している
・借入金利子率は一貫して低下し、債務償還年数も一貫して短縮している
③中小企業における比較
・総資本回転率1位 卸・小売
・当座比率、自己資本比率、売上高経常利益率、付加価値率1位 サービス業
・総資本営業利益率、借入金入利子率1位 建設業
④開廃業率
・1989〜1991に廃業率が開業率を上回り、それ以降は一貫して廃業率が上回っている。小売が一番廃業率が高い
・2012〜2014年においては、サービス業のみ開業率が廃業率を上回っている
⑤企業倒産状況
・2014→2015の推移は、企業倒産件数が減少していて、負債金額は増加している
・倒産要因は、販売不振がもっとも高い
・倒産件数がもっとも多いのは商業で、負債金額がもっとも多いのはサービス業
企業数とか従業者数とか、業種別でごちゃごちゃになるな〜。
ひたすらインプット!!