経済学 〜補足〜
よく間違える論点。
出た時に解けるように理屈抜きにとりあえず覚えておこう。
[ミクロ]
所得効果
・X財の価格が上昇 → 実質所得低下 → Y財の消費量が下がる =Y財は上級財
・完全代替財は右下がりの直線
確実性等価とリスク・プレミアム
効用、u(x)=√xのとき、確率40%で400万円、確率60%で900万円もらえるとしたら、
①期待値を求める
400万円×40%+900万円×60%=700万円
②期待効用を求める
√400×40%+√900×60%=26
③確実性等価を求める
26=√x → x=676
④リスクプレミアムを求める
期待値ー確実性等価 = 700−676 =24
[マクロ]
GDP関連
基本的なのは分かるが、ちょっとひねられると間違える。
・支出面に関して下記も覚える
GDP=民間・政府最終消費支出+国内総固定資本形成+在庫品増加+輸出ー輸入
・GDE =国内で生産された付加価値への支出合計 =支出面のGDP
・GNI(国民総所得)=GNP(国民総生産)と一緒
・GDPデフレータはパーシェ式。100より大きい場合は物価が上昇
景気動向指数
ここは捨ててたが、基本的なところだけ抑える
①先行 ー 在庫状況や金利、株価、機械受注
②一致 ー 販売に伴う出荷や生産
③遅行 ー 消費や税収、実質法人企業投資
国際マクロ経済
・購買力平価説 ー 日本の物価は変わらないがアメリカでインフレ(物価が上がる)が進行すると、円高ドル安に動く
・マンデル=フレミングモデル ー IS、LMを動かす
①変動相場の場合 = 財政政策(政府)だけ×
IS右→利子率上がる→円高になる→輸入が増える→IS左に戻る
②固定相場の場合 = 財政政策(政府)だけ◯
IS右→利子率上がる→円高になる→通貨当局がドルを買う→LM右
・ビルトインスタビライザー
自動安定化装置。自動的に経済を安定化させるように働く財政制度。累進課税制度や社会保障制度など
経常収支
①財とサービスの取引による貿易・サービス収支
②報酬や利子・配当などのやりとりを示す第一次所得収支
③海外への送金や贈与などからなる第二次所得収支
内生的経済成長理論
AKモデルによれば、
①資本ストックが増加しても資本の限界生産性は逓減しない
②貯蓄率が高いほど、資本ストックの生産性が高いほど、経済成長率が高くなる